ブーフォン・ハエマンソイデス|Boophone haemanthoides vol.2
それから冬が終わり夏の管理は手探り状態でとりあえず雨にはあてずの直射日光下で
しっかり乾いたら水遣りする感じで 鉢を持って軽くなったら大体で水遣りを施していました。
完全休眠することなく冬がやってきました。
また鬱憤を晴らすように葉を出してきましたこの瞬間テンションがあがります。
あのぎゅっと詰まった畝り葉が成長点の奥底からぐわっと出てきそうな様を見かけた時は
『今年もよろしく!』って言ってしまいます。
今年は例年になく日照時間が少なく
2017年が11月から1月で317.5(h)時間に対して2018年は262.0(h)と
葉の形状にどう影響するか心配でしたがしっかりと展開してくれました。
すこし伸びた感じと畝りが弱い気もしますが去年よりは葉の数は多いと思います。
夏の管理がこの結果を生んだのかしっかり安定したので本気を出してきたのか
謎なのでしっかり観察しながら 2018年の管理を決めていきたいと思います。
100%に展開した時はあのブルータスで見た光景には及ばないですが
生で見るハエマンソイデスの迫力。
うねった葉の形状、その曲線が織りなす陰影の美しさビシッと走りながらも滑らかな
エッジのライン、ベジェ曲線でトレースしたくなるようなランダムなライン。
長い年月をかけて生きてきた枯れた葉の薄い皮が幾重のレイヤーになり年輪というか
地層のような断面。
生死を繰り返しながら乾燥からコアを守る術を身につけ過酷な環境にも耐えれるように
進化してきたであろう過程を目の当たりにできるのも園芸だと再認識させられました。
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